法人概要・教育コース概要

「患者(療養者)も医療・介護専門職も望まない救急搬送を減らしたい」「在宅医療と救急医療が協働すれば医療はもっと良くなる」という思いから設立されたのが「日本在宅ケア急変初期対応システム普及協議会 (J-CoPe-HoME: Japan Council for Primary and Emergency-response in Home-care Medicine)」です。

在宅医療・介護の現場では療養者の状態はしばしば悪化します。
しかし現在、療養者の状態悪化時の対応が適切に行われているとはいい難い状況です。
療養者の状態悪化に適切に対応するためには、在宅医療に関わる人だけではなく、在宅介護に関わる人、そして病院での医療に関わる人とも協働する必要があります。

本協議会では、在宅医療・介護に関わるあらゆる職種の方に、状態悪化時における標準的な初期対応法を普及させることを目的として、在宅医療・介護の現場における状態悪化時における初期対応システム普及のための講習会の企画・運営を最も重要な活動と位置付けています。
具体的な事業は、次になります。

  1. 在宅医療・介護の現場における急変初期対応システムの研究・開発、調査・検証、及び実践の支援
  2. 在宅医療・介護の現場における急変初期対応システム普及のための講習会・研修会の企画と実施
  3. 各種講習会受講者の講習修了認定および認定基準の作成
  4. 各種講習会インストラクターの養成と認定
  5. 在宅医療及び介護の現場における状態悪化時の対応に関する学術知見の検討およびガイドライン作成への協力
  6. 関連学術団体との連携調整、支援、ネットワーク構築事業
  7. 国際的な研修プログラムの実施および支援
  8. 在宅医療及び介護の現場における状態悪化時の適切な対応を実現するためのサポート事業
  9. 在宅医療及び介護の現場における状態悪化時の対応に関する啓発活動事業
  10. その他本事業遂行に必要な業務

本協議会では、ベーシックコースをはじめとした 在宅RESCUEコース(Report, Evaluate and Support Care for Unexpected Emergency)と呼ばれるシミュレーションコースを用意しています。